砂像について

砂像とは

砂像とは、砂と水で固めた砂山を彫ってつくる彫刻です。

近年、国内・世界各地の砂像愛好者やプロの砂像彫刻家により、砂像の展示やイベントが数多く開催されるようになりました。砂像の持つ迫力、芸術性は、鑑賞者を魅了し続けています。

砂像

砂像ができるまで

「吹上浜砂の祭典」の会場内には、巨大なメイン砂像(8m~3m級)をはじめ、大小合わせて約100基以上もの砂像が並びます。

これを実現するため、会場全体の砂像制作に携わる方は延べ1,000名を超えます。たくさんの方に支えられて、繊細で迫力のある砂像がつくりあげられていくのです。

そんな砂像制作の一端をご紹介いたします。

砂像の作成手順

STEP1. 下から順に砂山を作ります

下から順に型枠を組み、砂山を作ります

一段組んだ型枠の中に砂と海水を交互に入れ、表面を突き固めます。時間をかけて砂の中の水と空気を抜くことで、砂の密着度が高くなります。

砂が固まったら、その上に一段型枠を組み、上記の作業を繰り返していきます。ピラミッド状になった型枠が作業の足場になります。

STEP2. 上から順に砂像を彫ります

上から順に型枠を外し、砂像を掘り進めます

型枠を一段外し、道具を使い砂を彫刻していきます。

形が定まったら、表面を固めるために水で希釈したコーティング剤を噴霧器で吹きかけます。コーティング剤が乾いたら吹きかける作業を繰り返し行い、表面をしっかり固めます。砂像は、上から順に完成していきます。

STEP3. 完成!

完成した砂像

完成した砂像は、2016吹上浜砂の祭典のメイン砂像のひとつ「大航海発見の旅」です。

大きな砂像になりますと、数人がかりで長期間に及ぶ砂像制作になります。その壮大なスケールもさることながら、作品を間近で観た時の精緻な表現も圧巻です。

自然に配慮した砂像制作ルール
砂像制作の際、風雨から砂像を守るため表面をコーティング剤で固めています。砂の祭典で使用するコーティング剤は砂像の表面のみコーティングを行っており、大部分の砂については再利用をすることで自然環境に影響のないよう実施しております。
砂像の装飾用に木材・貝殻等、自然素材を使用すること認められていますが、金属・ガラス・プラスチック類や環境を汚染する可能性のある物質は、使用しないルールで砂像制作をおこなっています。

砂像彫刻の七つ道具

左官用のコテ
油絵用ペインティングナイフ(パレットナイフ)
ストロー
左官用のコテ
砂をおおまかに切り崩す時に使います。砂を切るには三角ゴテが、面を平らにならすには平ゴテが便利です。
みち糸
長い直線をひく時に使います。
油絵用ペインティングナイフ(パレットナイフ)
彫る作業に使用します。
水準器
水平を測る時に使います。
30センチ物差し
細工の彫りの大きさをそろえるために、長さを測るのに使います。棒切れやロープなど、手近なものでも代用できます。
刷毛
砂像の砂をはらったり、表面をなめらかにする場合に使用し、砂像の形を整えます。
ストロー
細かい部分に残った砂粒を吹き飛ばします。

動画で分かる砂像ができるまで